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待乳山聖天(河童の続編こぼれ話)

 妖怪道中記UPしたかっぱ寺の河童で紹介出来なかった写真の続きです。

 「多く江戸の人々が訪れた」という江戸以前に立てられた古い寺社の信仰は、どの様なものであったか。
 隅田川に住む河童のルーツに繋がるかも知れないと思い、その一つと思われる待乳山聖天を訪れた。
待乳山聖天の提灯


 「おお」と、驚いたのが参拝に来る人が皆一礼してくぐっていたこと。
鳥居

 どこの神社仏閣でも祀られている神仏を敬わなければと自主的に一礼しているのだが、同じことする人はそう多くない。他の場所では云わば少数派である。
 だがしかし、
ここではメジャーであった!!

 それから若いお母さんが走り回るお子さんを「神さまに失礼だから」と言って叱っていた。
 なんだもう感動して涙出そう(ノД`)。


 それはそうと現代の待乳山聖天は、寛喜天が祀られ仏教一色であった。
 その中でも特徴と言えるのは大根と浴油供祈祷ではないだろうか。
大根1

 パンレットの解説には

境内各所に印されております大根や巾着は聖天様の大きなご利益を端的に現したものです。
大根は深い迷いの心、いかりの毒を表し、大根をお供えすることによって聖天様が心の毒を清めてくださいます。その功徳によって、心身を健康にしていただき、良縁を成就し、夫婦仲良く末永く一家の和合をご加護いたします。巾着は財宝を表す。


 とあった。これは・・・古くからある性神信仰と共通しているかも知れないっ(想像)。

 大根のモチーフがいたるとことにあり、
大根2
大根3

 清めのご利益がある大根が売られていました。
清めの大根

 浴油供祈祷は、

「浴油供祈祷の進め およそ、人間の欲には際限というものがありません。この「むさぼり」「あがく」心が、いろいろの罪や災いを招く原因ともなっています。
そこで聖天様がは、日ごろ様々な願いごとを?く(すみません読めなかったです)叶えて下さることで、私たちの「むさぼり」の心を取り除こうとされておられるのであります。
ここの道理をもとに組み立てられたのが聖天様の浴油祈祷で、密教の行法の中でも特に秘法の一つとして重んじられています。」


 とあった。
 7日間の修法を終えるとお札が貰えるらしい。ちょっと楽しそう(不謹慎)。

 また、パンフレットの待乳山の云われの部分で寛喜天が現れる前、「推古天皇の御世(554年から628年)、地中から忽然と湧き出た霊山で、その時、金龍が天より降って山を廻り守護したと伝えられた」とあった。
 この金龍は江戸以前の古い寺社の信仰の一つなのかも知れない。

 参考にした書籍の一つに金龍についての考察が載っていたのだが、慈雨をもたらし地上の穀物が金色になるのが金龍の意味で、神仏混合以前→仏教前の拝火教から来るものだったと書いてあった。

 江戸以前に拝火教が浸透していたというのも不確かだし、めんどいし、なんかもう河童との関連性が見出せないから道中記に載せないことにした(;´Д`)。

 ただ、古代の拝火教(ゾロアスター教)の善悪二元論がどんなもであったかは分からないが、現代では絶対善・絶対悪の概念が正義を維持するための悪を生み出し、人同士の殺し合いや差別という世界的な社会問題になっている。
 もし、イスラム教やキリスト教と同じルーツの信仰が日本の古来からあって根付いていた事実があるとするならば、それを明らかにするのは平和へのきっかけの一つにならないだろうか?

 どうですか・・・ね?

待乳山からの眺め
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